Banofiはインドでバナナの廃棄物から作られた80%バイオベースのアップサイクルレザーです。
バナナは一度実がなると茎を伐採して次の収穫に備えます。
インドは世界一のバナナ生産国ですが、収穫量1tに対して4tの廃棄物が出るため、年間の廃棄物量は1,2億tにもなります。そして、伐採されたバナナの茎はほとんどが農園で燃やされて廃棄されるため、大量のCO2発生の原因になり問題となっていました。
Banofiは廃棄されるバナナの茎を農園から引き取り、繊維を採取し天然の樹脂などを加えて製造されます。その後、色付けなどの加工が施されます。
そのプロセスでも有害な化学物質は一切使用されません。
革のなめし作業で使われるヒ素やクロムも使用しないので、環境汚染の心配がありません。
コルクファブリック同様、EUの化学物質規制であるREACHを満たしています。
Banofiは2025年までに100%プラントベースでの製造を目指しています。

Banofiの特長
・柔らかい手触り
・防水性
・丈夫
・抗菌性がありカビが生えにくい
・手入れが簡単で汚れも落としやすい
このような特長からサステナブルな素材としてファッション、家具、などへの利用が期待されています。
さらにBanofiは一見従来の動物由来の皮革のように見えますが、PETAからのヴィーガン認証も取得しており、動物性素材を一切使用していないことを証明しています。
またバナナ農家は廃棄物を提供することにより30%収入が増加。
Banofiで働く60%が女性。とBanofiは社会的にも良い影響を与えています。
