2030SDGsカードゲーム
- 2018-07-18
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SDGsって聞いたことありますか?
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略で、国連サミットで国連加盟193か国、全会一致で採択された2030年への目標です。
17の大きな目標と、それらを達成するための169の具体的なターゲットがあります。
誰一人取り残さない!
誰にでも居場所がある世界を!
ということで、経済・環境・社会のあらゆる課題に取り組んでいこう!ということなんですが、日常ではそういった課題などをあまり意識することもなく、世界の現状もよく分らないですよね。
そこで、遊びながら2030年の世界がどうなるのかを体験できる2030SDGsカードゲーム体験会に参加してきました。
まずプレーヤー全員がカードを引き、それぞれの目標が決まります。
お金を儲けたい人
時間を増やしたい人
環境を良くしたい人
社会を良くしたい人
など
そして時間とお金とプロジェクトが配られます。
プロジェクトを実行するにはプロジェクトごとに設定されたお金と時間が必要で、世界の状況も条件の一つとなります。そして実行することにより対価が払われ、世界の状況も変化します。
僕の目標は、できるだけたくさんの富を築くことでした。
まず手元にあったプロジェクト「漁業の活性化」を実行。僕は魚も食べないベジタリアンですけど、金のためです(笑)
その結果、自分のお金が増え、世界の経済が+1環境が-1変化しました。
フェアトレード商品の導入、ワクチンの開発、原子力発電の廃止などのプロジェクトもあって、それぞれの内容に応じた対価があり、世界が変化します。
ワクチンの開発はお金だけかかって対価がゼロだったので、自分では実行せず社会を良くしたいという人に出資してもらいました。そんな感じで、ほかのプレーヤーと色々とやり取りができるのが面白いところです。
ゲームは前半と後半に分かれていて、前半はみんな自分の目標達成のため一人で動いていることが多かったのですが、後半は声を掛け合い、協力して多くの目標を達成していきました。
世界の状況も前半は経済だけが伸びていたのですが、後半は環境や社会もバランスよく成長していきました。
金の事しか考えていなかった僕は他のプレーヤーと協力することも少なく、終了間際には自分が持っていた時間も売って一番の金持ちになりました(笑)
文章で説明してもゲームの面白さが伝わらないですね。ゲーム終了後10分間の休憩があるはずだったんですが、みんな盛り上がりすぎてお喋りが止まらず全く休憩もしませんでした。
よくできたゲームでいま世界で起きていること、2030年までに世界はどうなるのかということ、それぞれの行動がどう影響するのかということが体験できたと思います。
現実はもっと複雑なんでしょうけど、目標や考え方の違う人も協力することで「誰一人取り残さない」世界の実現に近づけるんではないかと思います。
子供から大人、考え方も違う人たちが一緒に遊んで世界を体験できるゲームだと思います。
ぜひ機会があれば遊んでみてください。
今度やるなら、お金以外の目標がいいな…(笑)
SDGやこのカードゲームについて気になった方はこちらをご覧ください。